子どもの成長と幸せとの関係

子どもの成長と幸せとの関係

教育現場にコーチングが採り入れられ、「子どもの幸福度が高い国」を知っているでしょうか?
その国とは・・・「オランダ」なんです!
オランダの教育は、ユニークな教育制度もさることながら、「大人が子どもに対して声を荒げない」という教育法を取り入れているそうです。

〔 声を荒げない・・・〕
例)大勢の生徒を静かにさせるために、「はい!静かに!姿勢を正して前を向きなさい」。街中で、駆け回っている子どもに対して、「走らないで!大声出さないで!」と感情的になるなどさまざまな場面で見かけることもありと思います。しかし、オランダでは、そのような場面にまず遭遇しないそうです。

 

◆ オランダの親子の日常会話

 

「公園やレストランで、どの親子も並んで座って、ずーっと対話をしていて、何を話しているのかはわからないけれど、大人が穏やかに話しかけて、子どもの話にも耳を傾けていて、スマホを見ている大人がいないそうです。
ずっとそばにいて、子どもの頭をなでたり、肩を抱いたり、スキンシップもよくとって、時々、子どもがぐずったりすることがあっても、決して声を荒げず、話を聴こうとするのだそう!!
そんなふうに、いつも隣で対話をしてもらえたら、『自分は愛されている』っていうことが子どもには伝わっているんだろうなって感じますよね!

日本では、時々、気になる光景に出合います。
公園で、子どもを遊ばせているかたわらで、大人がずっとスマホを見ている光景です。子どもが大きな声で話しかけますが、親の方は「うるさい!静かにして!」と取り合いません。
ますます、子どもは奇声を発したり、危なっかしい行動をとったりします。子どもは、ああやって、親の気を引こうとしているのだなと思うことがあります。

隣にいて、「一緒にいるよ」、「いつも見てるよ」という想いが伝わるだけで、子どもは安心感を覚えます。
何を話すか以上に、心身ともに一緒にいる時間が大切になってくるのです。
心から「愛されている、大切にされている」と子どもが実感できることで、こちらが声を荒げる必要もなくなるのではないかと思います。

 

◆ 「存在承認」の効果とは?

お子さんが生まれた瞬間のことを思い出していただくと、ただ、そこに、お子さんが存在しているだけで、幸せな気分になったのではないでしょうか?
顔をのぞきこんでは、微笑みかけ、声をかけます。子どもが何をしたわけでもないけれど、その存在そのものを肯定的に認め、関わります。これを「存在承認」と言います。

成長するにつれて、何か良い結果を出した時しか、認めなくなっていきます。
例えば、テストで良い点をとった、志望校に合格したなどの場面では、「よくがんばったね」、「えらいね」と言葉をかけます。これを「結果承認」と言います。

もちろん、「結果承認」も非常に効果的です!
でも、「結果承認」だけでは、何かを成し遂げなければ、自分には価値がないと子どもは思うようになってしまいます。
親が喜ぶ良い結果を出さなければ、自分は愛されないと思うようになってしまいます。
この危機感からは、「幸福感」や「やる気」はなかなか芽生えません。

オランダの大人たちは、この「存在承認」がとても自然で上手いなと感じます。
スキンシップも「存在承認」の一つです。
また、「今日も元気で行ってらっしゃい!」、「一緒に○○しよう!」、「これ、おもしろいね」など、頻繁に声かけをしています。
このような「存在承認」によって、「愛されている、大切にされている」と子どもは実感できます。それはこの上ない安心感であり、「やる気」の源泉となっていくのです。

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